マルマトリートメントセラピスト協会
適切なケアで身体能力は格段に向上する

所見PART2 適切なケアによって身体能力は格段に向上する

『少年だからといって決して、自由な身体ではない。しかし、適切なケアで身体の動きは格段に向上する』
写真は、本格的に野球をしている10代の少年です。
骨格も大きく、筋肉も大きくて見事です。
選手としての能力の高さをうかがわせる体格です。
普段通りに投球フォームをしてもらったのが上段。
マルマトリートメントによるケアをしてからの動きが下段です。

マルマトリートメントによって身体能力を向上させる
ケア前
マルマトリートメントによって身体能力は大きく向上する
ケア後

@ ケアによって大胸筋がゆるんでいるので、胸を大きく開くことができる。胸を大きく開くことができると言うことは、右肩と左肩の間が大きく開くと言うことである。両肩が大きく開くと言うことは、より強い力が発生すると言うことである。

A ケア前は筋肉が固まっているので、上半身の軸回転のためのひねりが少ない。ひねりが少ないと言うことは、ボールは体の中心軸の力ではなく、腕力と手首、握力だけで投げる形になる。

B ケア前は肩が回らないので、腕の振りで描く円が小さい。円が小さいと言うことは、ボールを押し出す力が弱い。ケア後は肩が回るので腕で描く円が大きい。円が大きいと言うことは、ボールを押し出す力が強くなる。

マルマトリートメントをする前の投球フォーム
ケア前
マルマトリートメントをしてからの投球フォーム
ケア後

C ケア前は腕で描く円と、体の軸の回転のタイミングがずれ不完全なひねりで「素早く腕力で投げる」ために、すぐに投球動作が終わってしまう。3〜4への移行が早くなりすぎる。ケア後は腕、肩、胴体、腰が柔らかくしなるので、極限まで力を溜めこみ、上半身が弓のようにしなっている。また、腕の振りと胴体の軸回転のタイミングが一致しているので、体が回転する力をそのままボールに乗せることができる。

D ケア後は腕の描く円、体の軸回転に加え、上半身を前方に倒していくことで、体重もボールに伝えることができている。ケア前は上半身の倒れ込みが難しい。これは、背中の起立筋と背骨が疲労で固まっており、動作の邪魔をするから。

E ケア後は、腕がしなやかに胴体に巻きつくように振りきっている。ここまでの動作で、ケア後はボールに力を伝えていく3つの円の仕組みが上手に働いていることが分かる。

マルマトリートメントをする前の投球フォーム
ケア前
マルマトリートメントをした後の投球フォーム
ケア後
投球フォームに影響する3つの円
投球に関係する3つの円

Fケア前は、投球動作の終了後、肩、腕の脱力ができていない。力が入ったままである。ゲーム中は次の動作として「走る」という動作が予測される。走り始めるまでにいったんリセットしなければならないので、その分の時間がかかる。
ケア後は、この時点ですーっと力が抜けているのがわかる。つまり、次の動作にすぐに移ることができる。

このように、ケア前、ケア後を見比べると、ケア前は自分の身体能力を生かしきっているとは言えない、ということが分かります。ケア後の弓のようなしなりを見ると、野球を楽しくできそうだと想像することは難しくありません。
ここでいう「分かる」というのは、このような適切なケアをして初めて見えてくることです。
身体能力をきちんと生かすことは、本人の骨格、筋力の素晴らしさだけではなく、ちょっとしたケアが重要になる、ということも、マルマトリートメントのような優れたケアを実際にやってみることで明らかになります。

この年代の特徴として、少しのケアでも、大人よりも回復する幅が大きいように思います。
思う存分、自分の身体を動かしきって、それが本人の夢に近づくことならば、それは大いに、ケアをする理由になると思います。

 
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